長いよ。昔昔大昔、具体的には世紀が変わる前後。学生から新社会人になるかどうか(そのあとすぐ辞めたけど)のわたしは結構勢いでラノベを買い漁ってました。当時のラノベは(も)わりとイラストレーターさんが主力で表紙買いしたものです。が、いざ買ってみたら「なんじゃこれ」率が結構高かった。まー「ケータイ小説」なるもんのちょっと前あたりだったし、何でもかんでも金になるなら本にしたれの風潮が出版社側にあったのもあると思います。今の出版不況は当時の粗製濫造も原因の一つだと思っています。
そんな「なんじゃこれ」を掴んだわたしがとったのは「これは(表紙イラストレーターさんの)画集なんだ、クソ長く下らなくつまらない解説文が何ページにもわたって続いているけれどこれは画集なんだ」と自分に思い込ませることで感情の高ぶりを沈める方法でした。今でもゲームとかで「これはサントラなんだ」と思う人いるでしょ? 20年前から変わらねえ。