つづき
そして数分後。
「でけたーっ!!」
そこには完成したダブルオーライザーがあった。
「ふうん、これがガンダムか……」
「なによその感想は!?あんただってガンプラぐらい持ってんでしょ!?」
「いや、俺はこういうの作ったことがない」「はぁ?なんでよ?」
「だから興味ないんだよ」
そう言うとハルヒは不機嫌そうな顔をして黙った。
「ちょっと待ってろ。今コーヒーでも入れてやる」
ハルヒは少しの間ムスッとしていたが、やがて口を開いた。
「じゃあ、これあげる」
そう言って差し出してきたものは……
「なんだこれは?」
「見ればわかるでしょ。ガンプラよ」「そんなことはわかっている。だがどうしてこれをくれるんだ?」
ハルヒはその質問を無視して続けた。
「いいから受け取りなさい。これは命令よ」
「命令なら仕方がないな」
俺は渋々それをポケットに入れた。
その後、俺たちは適当に雑談をして解散した。
帰り際にハルヒが言った言葉の意味は今でもよくわからない。
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