「え……え……ちょ……」
「冬優子、頼めるか」
「プ、プロデューサーさんまで……!
~~~~~~~~っ!わかったわよ!飲めばいいんでしょ!」
「冬優子ちゃん!」
「か、勘違いしないでよね!状況を考えたらこれしか手がないから仕方なくなんだからね!」
あさひがスカートを捲し上げ、冬優子が顔を近づける。
「こぼさないでくださいっすよ」と言ったあさひの声はかすかに震えていた。
飄々とした態度を見せ続ける彼女だが、やはり抵抗感はあったようだ。
「いいから早くしなさいよ、こっちはもう覚悟も準備もできてるんだから!」と冬優子がやや荒っぽくあさひのパンツにてをかけたとき
疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。
後輩をかばいすべての責任を負った三浦に対し、
車の主、暴力団員谷岡が言い渡した示談の条件とは…。
何なんすかねこれ Show more
「二人とも、イベントお疲れ様!
次はこのまま移動して愛依と合流だ。
移動に時間はかからないが高速を使うから水分は十分にとっておけよ。
あと冷房はつけておくけど衣装のままで薄着だから寒さを感じたらすぐに言ってくれ」
「わかったっす!じゃあわたしはコーヒーが飲みたいっす!最近いろいろなコーヒーの味が気になってるんすよね」
「ふゆはお茶にしておこうかな(アニメキャラのグッズがおまけでついてくるし……)」
~~~~
「……まさか渋滞に引っかかるとはな。
近くで大きい交通事故があったようだ、これじゃあ打ち合わせの時間は削るしかないか」
「冬優子ちゃん、トイレっす……」
「……あさひちゃん、ふゆはトイレじゃないよ」
「冬優子ちゃんがトイレっす!」
「……は?」
「車の中にするわけにもいかないっすし、外に出ることもできないっす。
コンビニ袋とかペットボトルは前のPAで冬優子ちゃんが全部捨てたからないっす。
プロデューサーさんは運転してるし、冬優子ちゃんだけが頼りっす!」